上野品川歯科・矯正歯科院長の品川淳一です。
当院のオープンまで一カ月を切りました。
これからオープンまで、患者様をお迎えするために我々が行っている取組みをご紹介いたします。
今回は歯科医院の内装についてお話しします。
現在、クリニックの内装工事は最終段階に入っており、水曜日に完了予定です。
その後、診療で患者様に座っていただく治療用の椅子(歯科診療用ユニット、以下ユニット)、歯科用CTなどのエックス線撮影装置、マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)などを設置していきます。
当院の内装は、私と副院長が大学生時代に交換留学で訪れたフィンランドをイメージし、北欧風のインテリアにしております。
待合室やお手洗いは、特にそのようになっております。
診療室は、患者様のプライバシーを考慮し、全ての診療室が個室となっております。
治療中は勿論、治療方針の説明なども個室で行いますので、他人の目を気にせず安心して治療を受けていただけます。
個室診療室は、部屋ごとに個性の異なる内装にしておりますので、オープン後はぜひ診療室ごとの違いを楽しんでいただきたいと思っております。
また、当院はビルの8階にあり、診療室は大きな窓に面しています。ここから大きく光を採り入れておりますので、個室でも開放感のある自慢の診療室です。
このような目に見える部分だけでなく、歯科医院の内装には大事な役割があります。
ユニットは電動で倒れたり、歯を削る装置からお水が出たり、そのお水を吸ったりと様々な機能があります。このための吸排水設備、電気配線が必要です。
しかし、ユニットから配線が出ているところを見たことはないと思います。
それは、床を上げることによって、床下に配管、配線をしているからなのです(床下でなく壁に配管していることもあります)。
歯科医院で、待合室から診療室へ移動する際に数段上がっていたりスロープがあることが多いのはこのためです。
他にも、エックス線室の防護扉は、中が見えるようになっているガラス面もエックス線を遮蔽できるようになっています。
このように、歯科医院を開院するには特殊な内装工事が必要なので、歯科医院専門の内装業者様がいらっしゃいます。
当院は、その中でも日本で最も歴史ある将建築設計様に内装工事を依頼しております。
専門業者様でないと、ユニットの位置付けやマイクロスコープの位置が悪く診療に差し支えがあったり、ユニットからの水漏れが起き易くなってしまったりします。
また、現在、エックス線写真や口腔内写真(お口の中の写真)を、ユニットのモニターに表示できるようになっている歯科医院がほとんどです。このようなモニターの配線も、内装に関わってくるため、事前にモニター位置なども打ち合わせが必要です。
ユニットや歯科用CT、マイクロスコープといった設備を正確に設置することは、万が一のトラブルを未然に防いで診療の精度を上げ、患者様の利益を最大化するためになくてはならないものです。